宇宙線研究所共同利用研究会 「マルチメッセンジャー宇宙物理学とCTA」

 Cerenkov Telescope Array (CTA) は、現在活躍中の HESS, MAGIC, VERITAS など をさらに大きく発展させる次世代ガンマ線望遠鏡アレイ計画で、日欧米はじめ世界中 から多数の研究者が参加して推進されています。日本も CTA-Japanコンソーシアム ( http://www.cta-observatory.jp/ )として参加しており、技術開発・サイエ ンス検討の両面で積極的に貢献を始めています。この度 9月29日から3日間、宇宙線研究所共同利用研究会「マルチメッセンジャー宇宙物理学とCTA」を開催いたします。 参加登録されていない方も、ご参加は自由です。CTA-Japan コンソーシアム (http://www.cta-observatory.jp/ )では、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

CTA-Japan一同


CTA計画書
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宇宙線研究所共同利用研究会  
「マルチメッセンジャー宇宙物理学とCTA」

開催日時: 9月29日 (木)  13:00-18:00 研究会
      9月30日 (金)   9:30-18:20 研究会
      10月 1日 (土)    9:30-12:00 CTA-Japan 全体会議

場所:東京大学 柏キャンパス 宇宙線研究所6階 大セミナー室
http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/access/index.html

通常形式の研究会は 2日目までです。3日目は、 CTA-Japan 全体会議に充てられます
が、3日間どなたでも参加可能です。

趣旨:
Cerenkov Telescope Array (CTA) は、超高エネルギーガンマ線(TeV領域ガンマ線)
宇宙物理学の分野の研究をさらに飛躍的に発展させるべく、従来の装置の10倍の感度
と広い光子エネルギー領域 を観測できる究極の超高エネルギーガンマ線天文台の建
設を目指す、日米欧の国際共同プロジェクトです。日本は、2009年に CTA Japan コ
ンソーシアムを結成しCTAに正式メンバーとして参加をはたし、現在70名を越えるメ
ンバーが準備研究を推進中です。特に、日本グループは、大口径(23m)チェレンコ
フ望遠鏡用の高感度イメージカメラ・分割反射鏡の開発とサイエンスの検討に大きく
貢献しており、その存在感を日々増しています。CTAは、2015年建設開始、2020年本
格稼働を目指しており、稼働後は、コミュニティーに開かれた天文台として運営され
る予定です。TeV領域ガンマ線波長領域は、これまで以上に多波長天文学の一翼を担
っていくことになると期待できます。

本研究会のシリーズは、CTA から生み出される、1000個を超える多種多様な銀河系内
・系外のガンマ線天体のデータをもとに展開される、天文、宇宙物理、宇宙線物理、
宇宙論、基礎物理の広範囲にわたるサイエンスを議論するために企画しております。
三回目の今年度は、特に稼働後に、日本で展開されている、電波、赤外線、可視光、
X線、最高エネルギー宇宙線、ニュートリノ、重力波等の多波長・多粒子天文学と共
同でどのようなサイエンスの重要な成果に繋げて行くことができるかを中心に議論す
るという趣旨で開催致します。CTA にご関心をお持ちの方の幅広い参加を歓迎いたし
ます。研究会、及びそれに引き続いて行われる CTA-Japan 全体会議も含めて、全て
オープンでどなたでもご参加頂けます。

世話人:戸谷 友則(京都大学)、手嶋 政廣(東京大学 & MPI)、
    井岡 邦仁(KEK)、吉田 龍生(茨城大学)

研究会URL:
http://www.cta-observatory.jp/workshop/CTA-J/2011/

研究会プログラム(敬称略)
9月29日 (木)  13:00-18:00 研究会
 13:00-13:05(5)
  「開会挨拶+趣旨説明」 手嶋 政廣(東京大学&MPI)

セッション1 : ガンマ線天文学の現状(座長 戸谷 友則 )
 13:05-13:35(25+5)
  「TeV ガンマ線観測の現状」 手嶋 政廣(東京大学&MPI)
 13:35-14:05(25+5)
  「CTA計画現状とCTA-Japan活動状況」 窪 秀利(京都大学)

セッション2 :  銀河系天体とCTA (座長 折戸 玲子 )
 14:05-14:35(25+5)
  「SNRから逃げた宇宙線電子からの放射」 大平 豊(KEK)
 14:35-15:05(25+5)
  「若い超新星残骸の衝撃波-分子雲相互作用モデルとCTAに向けた予言」 井上 剛志(青山学院大学)

 15:05-15:35(30)   休 憩

 15:35-16:05(25+5)
   「PWNとCTA」 森 浩二(宮崎大学)
 16:05-16:35(25+5)
  「PSR B1259-63/LS 2883の3次元流体シミュレーションとガンマ線放射」 長滝 重博(京都大学)
 16:35-17:05(25+5)
  「SNRとCTA」 馬場 彩(青山学院大学)

セッション3ー1 :  銀河系外天体とCTA (座長 吉越 貴紀)
 17:05-17:35(25+5) 
  「銀河団の非熱的輻射とCTA」 藤田 裕(大阪大学)
 17:35-18:00(20+5) 
  「磁場と光子場の中で発達する電磁カスケード」 中塚 隆郎(岡山商科大学)

 18:30-20:00(90)  懇親会「カフェテリア」

9月30日 (金)    9:30-18:00 研究会

セッション3ー2 :  銀河系外天体とCTA(座長 窪 秀利) 
  9:30-10:10(35+5) 
     「あかり・CIBERによる宇宙赤外線背景放射観測の最新の成果」 津村 耕司 (ISAS /JAXA)
 10:10-10:50(35+5)
     "Fermi-LAT Observations of Misaligned AGN" 片岡 淳(早稲田大学)
 10:50-11:20(25+5)
  「CTAと多波長観測で明らかにするガンマ線バーストおよびその他トランジエント天体」 井上 進(東京大学)
 11:20-12:00(35+5)
  「ガンマ線バーストによる初期宇宙観測Gamma-ray burst for UNravelling Dark Ages Mission : GUNDAM」 米徳 大輔(金沢大学)
 12:00-12:30(25+5)
  「銀河系中心の過去の活動性�フェルミバブルに関連して」 戸谷 友則(京都大学)

 12:30-13:30(60)   昼 食

セッション4 : 素粒子物理学とCTA(座長 井岡 邦仁)
 13:30-14:10(35+5)
  「暗黒物質とTeVの素粒子物理」 久野 純治 (名古屋大学)
 14:10-14:40(25+5)
  「AxionとCTA」 郡 和範(KEK)
 14:40-15:10(25+5)
  「(現象論的)量子重力効果と宇宙背景放射(CBR/EBL)から想像する, Perspective and Strategy for Gamma Ray Astronomy (and Cosmic Ray Physics)?」 木舟 正(東京大学)
 15:10-15:40(25+5)
  「最近の実験・観測データに関する2つのコメント, 1)FERMI-LATによる東西効果を利用した電子ー陽電子分離, 2)最新のLHCfデータとTeV-γ線生成断面積」  柴田 徹(青山学院大学)

 15:40-16:10(30)   休 憩

セッション5 : 多波長天文学とCTA(座長 田島 宏康) 
 16:10-16:40(25+5)
  「NANTENによるガンマ線源の解明:CTAへの展望を含めて」 福井 康雄(名古屋大学)
 16:40-17:20(35+5)
  「次世代大口径ミリ波サブミリ波望遠鏡で探る」 川辺 良平(国立天文台)
 17:20-17:50(25+5)
  「Fermi GeVガンマ線衛星による3年間の成果」 水野 恒史(広島大学)
 17:50-18:20(25+5)
  「“Gamma-ray Opacity Map of the Milky Way Galaxy”」 井上 芳幸(京都大学)

10月  1日 (土)
     9:30-12:00 CTA-Japan 全体会議

 (25+5)
  ・全体報告 手嶋 政廣(東京大学&MPI)

 (15x6)
  ・各ワーキングパッケージ報告 [各コーディネーター] 
    物理(PHYS)  井岡 邦仁(KEK)
     「CTA Japan PHYS-WPの報告と今後の戦略」
    焦点面光検出器(FPI) 折戸 玲子(徳島大学)
    エレクトロニクス(ELEC) 窪 秀利(京都大学)
    分割鏡(MIR) 手嶋 政廣(東京大学&MPI)
    モンテカルロ(MC) 吉越 貴紀(東京大学)
    大口径望遠鏡(LST) 手嶋 政廣(東京大学&MPI)

  (30)
  ・議論